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ストリートシーンの頂点に君臨し続ける「シュプリーム(Supreme)」が、日本の服好きたちを熱狂させている「ア プレッセ(A.PRESSE)」と手組み、9月12日にリリースされたカプセルコレクション。2021年に重松一真氏が立ち上げたア プレッセは、ミリタリーやワーク、クラシックテーラードといったヘリテージウェアを極上のファブリックと緻密なヴィンテージ加工でアップデートする、まさに現代日本の最高峰ブランドのひとつです。今回の協業は単なるロゴの掛け合わせにとどまらず、プロダクトの根底にあるモノづくりの思想がぶつかり合った圧巻の出来栄えとなっています。全10数型に及ぶアイテム群の質感、着用感、他ブランドとの比較を含め、服好きエディターのリアルな感性で「今買うべきか」を紐解いていきます。

まずコレクションの主役と言えるのが、カーフスキンとカウハイドレザーを贅沢に使い分けたレザージャケットです。袖を通した瞬間に感じるのは、ずっしりとした重厚感と、身体にしなやかに吸い付くような革の上質さ。無骨なミリタリーやライダースのニュアンスを残しながらも、ア プレッセ特有の落ち感のあるシルエットが同居しており、無骨さと洗練が同居した究極の佇まいを見せています。また、手作業で繊細に施されたカモフラージュ柄が目を引くM-65ジャケットとカーゴパンツのセットアップも圧巻の一言。機械的なプリントでは絶対に表現できない、使い込まれたヴィンテージ古着のような絶妙なかすれ具合と立体感は、職人の手仕事が生み出すアートピースと言っても過言ではありません。
さらにアパレルラインの凄みは、生地選びの細部にまで至っています。上品なドレープと滑らかな光沢を放つコットンシルク混紡素材のスーツや、英国の老舗生地メーカー「デヴィッド・ジョン・アンダーソン(David & John Anderson)」の高級コットンピンオックスフォード生地を採用したドレス仕立てのシャツ。さらに写真家アリ・マルコポロス(Ari Marcopoulos)のリアルなストリートスナップを載せたTシャツや、内側に保温性と肌触りに優れたコットンワッフルサーマルを敷き詰めたフーデッドスウェットシャツなど、どこを切り取っても妥協がありません。各アイテムは両ブランドが共同開発したカスタムフィットが採用されており、生産もアイテムの特性に合わせて日本、ポルトガル、アメリカで打ち分けられている点に、プロダクトに対する並々ならぬ執念を感じます。
ここで、現在のストリート×ラグジュアリー市場における他ブランドの協業モデルと本コレクションを比較してみましょう。
* シュプリーム × バレンシアガ(Supreme × BALENCIAGA): 極端なビッグシルエットとキャッチーなロゴ配置が特徴。ストリートのノイズとハイモードのアンチテーゼを楽しむスタイル。
* サカイ × カウズ(sacai × KAWS): 異素材の組み合わせとアーティスティックなカラーリングが際立つ。軽快でアクティブなデザイン性が魅力。
* シュプリーム × ア プレッセ(Supreme × A.PRESSE): 日本の職人技と極上ファブリックによるヴィンテージ再構築。ストリートの文脈を持ちながら、静かな高級感と圧倒的な経年変化を楽しむ至高のリアルクローズ。
他のコラボが「見た目の派手さやロゴの主張」に寄りがちなのに対し、ア プレッセとの取り組みは「生地の質と縫製、着心地の良さ」という内面的なクオリティを極限まで引き上げています。市場では手頃な選択肢としてSUPREME スーパーコピーといった複製アイテムが話題に上がることもありますが、実際に本物のM-65に触れた際の手作業によるカモ柄のグラデーション、レザーの吸い付くような手触り、そしてシルク混スラックスの滑らかな落ち感は、表面的な模造では絶対に再現できない領域です。

スタイリングの面では、このコレクションが持つ「上質な崩し」をどう活かすかがポイントになります。手作業のカモ柄カーゴパンツを履くなら、トップスにはあえてドレス仕立てのピンオックスフォードシャツを合わせ、足元にはシンプルなレザーローファーを配置。武骨なミリタリーアイテムと極上のドレスシャツが擦れ合うことで、大人ならではの抜け感のあるスタイリングが完成します。また、カシミヤビーニーや20インチのスターリングシルバー製クラシックキーチェーン、コットン地のキャンプキャップといった小物類も、全体のトーンをさりげなく引き締める上質なアクセントとして絶大な効果を発揮してくれます。
結論として、シュプリーム × ア プレッセのコレクションは、「10年後、20年後にヴィンテージとして評価がさらに高まる、投資価値の非常に高い名作」と断言できます。単なる流行の消費ではなく、着込むほどに自分の身体に馴染み、生地の風合いが増していく過程を楽しめる服。日常の中で本物のクオリティを感じながら、ストリートのスピリットを纏いたい大人にこそ、心からおすすめしたい至高のワードローブです。
